《抱き枕サンプルレビュー》[A&J]AJフィールスムース抱き枕カバー

今回のA&Jサイトリニューアルに併せて公開されたAJフィールスムース抱き枕カバーについてのサンプルレビューです。
(写真をあまり撮ってなかったのでサンプル写真が少なくて申し訳ないですorz。後で少し追加するかも…)

補足6/15:ドリパ大阪2010春(6/20(日)開催)のChara@ブースにてサンプル展示が行われるようです。

今回のサンプル抱き枕カバーは公開前の試作段階のものをサンプルテストという形で提供頂いたものです。(※以前モニター募集していたソフトスムース抱き枕カバーとは別物です。)
一応最終段階とは言えテストなのでダメ出しも必要なのですが、今回に関しては皆無でした。最初に触れた段階で既に「非の打ち所のない状態」でかなり完成度は高かったです。
AJフィールスムース抱き枕カバー(開梱状態) AJフィールスムース抱き枕カバー(重さ)
最初に手にした時に感じたのは「軽い」「なめらか」「柔らかい」といった印象でした。
「軽い」はスムースニット生地なので2WTと比べれば当然軽いわけですが、既存のスムースニット生地と比べても軽い印象でした。実測は223gで、既存のA&J製スムースニット抱き枕カバーの実測値(241g)と比べても若干軽い感じです。
「なめらか」「柔らかい」は、とにかく以前のスムースニットと比べて生地の編み目が細かくて表面のザラツキ感が殆どなく、ふんわり柔らかな感触でした。

AJ2wayトリコットほどのしっとりつるつる感までは無いものの、それでも以前のスムースニットよりは格段に肌触りが良いさらさらすべすべな感になってます。

生地の伸縮性は既存のスムースニット生地同様、縦方向は殆ど伸びず横方向によく伸びる、いわゆる1WAYな感じになってます。引っ張りの強度的には以前とさほど変わらないかと思います。(実際に裂けるまで引っ張ったわけではないのでどこまで耐えられるかは判りませんが^^;;)
AJフィールスムース抱き枕カバー(表) AJ2wayトリコットライクラ(上)とAJフィールスムース(下)
印刷の具合もよく見比べてみると以前のスムースニット生地に比べて格段に発色が良くなってます。
2WT生地と比べてしまうと若干落ちはしますが、他のスムースニット生地では全体的に白っぽくなっている印象が今回のこの生地では殆ど感じられず、かなり2WTに近い発色具合のように感じます。
また、既存のスムースニット生地にあった繊維の光沢も殆ど皆無な状態になったのも発色が良くなったと感じる要因のようです。(※白っぽさや光沢はセベリス加工の影響だったのか、今回のフィールスムースではセベリス加工はされてないようです。)

(色合いを見るのに直接比較できるのがサンタ娘抱き付きハグ枕セットのAJ2wayトリコット(ライクラ)生地版しかなかったので申し訳ない。手持ちで同絵柄のスムースだと他にはサンタ娘ミニミニ抱き枕というのも一応ありますが、こちらはサイズ的に比較が難しいです^^;;)

生地の編み目は以前のスムースニットに比べて狭く詰まっているので、遠目では生地の目は殆ど感じられません。生地を構成する繊維の太さが以前より細くなった事で、生地の目も細かく密になった感じです。

繊維が細くなったことに伴い、生地の厚さ自体も以前より薄くなったようですが、薄くなっても密度は高いので透けるという事は殆どありません。(完全に非透過ではなく、既存のスムースニットや2WAYトリコット程度の透け具合はあります。)

他社の薄いスムース生地だと、コスパのスムース生地がありますが、あちらは繊維が太く、生地の目も粗くガーゼのような印象で、当然ながらかなり透けてました。また、最近雑誌の付録で採用されている中国製スムース生地も薄く透けやすい素材で発色もあまり良くないので、こちらも比較するまでもないと思います。

当然ながら生地が薄くなった分、抱き枕本体の影響も強く受けやすくなったので、より柔らかい素材の側生地を採用した抱き枕本体を使う事をオススメします。

実際、本体をセットしてみてもDHS1000よりはDHR3000の方がより気持ちよく感じる事が事が出来ました。DHR4000はスムース生地をセットするとパツパツ感が強くなるのであまりオススメは出来ません。(DHR3000は既に販売終了していて入手不可なのでその代わりとしては、まちキャラ製の真マジカル本体あたりがいいかもしれません。)
※自分は基本添い寝で優しく抱き抱えるというのが基本的な使い方なので、強く抱きしめたり馬乗り等での使い方をする方にはその限りでは無いでしょう。

仕様コンセプトを詳しく見ていくと…

●AJフィールスムース
・従来品より糸の太さを細くし肌触りを改良。(スタンダードスムースより細い繊維です)
・生地表面の光沢を抑え、より印刷の発色を改良。(スタンダードスムースより光沢を抑えてます)
・生地耐久性に関したは従来とほぼ同等をキープ。(メーカーテスト結果同等水準のと出ました)
・生地の厚みは繊維が細い糸を仕様している為、若干薄手となりますが、表面がより滑らかで透ける事はありません。(スタンダードスムースより透けません)
・セベリス加工(抗菌仕様)を取り止めました。※改良した柔軟効果が落ち多少光沢も出る為価格は据え置き価格とさせて頂きました。
※生地の薄さに付きましては、一部で薄すぎて透けてしまうスムースニットが出回って問題視されておりますが、そのような製品とはまるで別のもので有るとお考え頂けますようお願い致します。

とあり、繊維を細くして肌触りを重視し、また光沢を抑えるためにセベリス加工もされてないようです。また、従来品はセベリス加工によって柔軟性が若干損なわれていたと読み取ることも出来ます。
※セベリス加工に関しては、カバーは頻繁に取り外して洗うことも可能なので特に必須なモノでもないでしょう。その代わり取り外しがほぼ不可能な抱き枕本体に関してはセベリス加工(抗菌仕様)は必須と思われ、特にA&J製の抱き枕本体には全てに適用されています。

価格に関しては据え置きとのことなので、既存のスムースニット抱き枕カバーと同様の価格になるかと思います。(160×50cmで一般販売価格だと税込10,500円前後、A&Jパスファインダープロジェクト価格では税込9,450円前後になるかと)

尚、価格面に関してはもう一段階安いAJスタンダードスムースというのも用意されるようです。

●AJスタンダードスムース
・従来の糸に柔軟さを加える事により肌触りを改良。
・生地表面の光沢を抑え、より印刷の発色を改良。
・生地耐久性に関したは従来とほぼ同等をキープ。(メーカーテスト結果同等水準のと出ました)
・セベリス加工(抗菌仕様)を取り止めました。※改良した柔軟効果が落ち多少光沢も出る為
・価格は従来よりリーズナブルに押さえたお勧めの新素材です。

こちらは繊維の太さは従来のままでセベリス加工を無くして光沢を抑えて発色を良くしたモノのようです。

何れもまだ製品投入はこれからのようなので、実際に商品として手にすることが出来るようになるのはもう少し先のようです。

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