《抱き枕レビュー》[同人][黒白工房]芙蘭(フラン)抱き枕カバー

2009/3/8(日)に行われた博麗神社例大祭6にて特異功能組(夜の勉強会)より委託頒布された台湾の同人サークル黒白工房芙蘭(フラン)抱き枕カバーのレビューです。
今回頒布されたのは、本家台湾で製作された一般向けバージョンの片面仕様のモノで、18禁の両面仕様のモノは事情により頒布出来なかったようです。
また当日の頒布数もサークルスペースの都合で少量しか頒布されなかったのですが、こちらはサークルさんの厚意によりなんとか入手することが出来ました。

包装状態(表) 包装状態(裏)
(※一度中身を詰め直しているので元の包装状態とはちょっと違うかも…って、かなり違いますね^^;;)

カバーの実測サイズは146×55cmで仕様サイズ(150×55cm)より若干小さいです。ファスナー開口部幅は42cm。片面仕様なので裏面は当然ながら真っ白です。
生地は厚質ポリエステルという事で、見た目はスエードのような感じで光沢は殆ど無く表面は滑らかなのですが、触ると若干ごわつく感じでここら辺は厚手の生地なので致し方がないかもしれません。(ただその分丈夫かも)
(※今回の抱き枕カバーは生地の質感や縫製部分等を比べると同日入手したSOLOISTの椛抱き枕カバーとそっくりなので同じところで製作されたと思われます。)

ファスナー裏の品質タグ(表) ファスナー裏の品質タグ(裏)
カバーの内側(ファスナーの裏側)にタグが付いてますが、材質については書いてないかな。製造はOriginZeroというところに委託したようです。当然ながら中国語です。(ちなみにSOLOISTの椛抱き枕カバーには同じ部分にオリジナルのタグが付いてました。)

縫製部分 カバーの重さ
縫製部分は日本のモノと比べるとまだまだですが、SOLOISTのものと比べると多少良くなっているように見えます。
重さは332gと厚質なだけに他と国内で入手できるカバーと比べるとかなり重たいです。

《Photoレビュー》

全体(上)
全体(中)
全体(下)

本体にはキャラハイオリジナル本体(150×50cm)を使用
他に幅55cmの本体も用意していたのですが、ファスナーがちょっと狭くて断念したので幅50cmの本体で代用。その分、カバーの左右が若干余ってしまってます。上下はカバーの方が少し小さいのでピッチリになってます。

帽子上1cm(頭上約8cm)、爪先下6cm

帽子を被っているので帽子上の空間は狭いのですが、髪の輪郭線から想定した頭頂部からは8cm程度と思われ、上下の位置としては問題ないと思います。

主線は筆ペンかな?独特な強弱のある線で、塗りは水彩かコピックを使ったような感じの色合いになってます。
CGやアニメ塗りのようなきっちりさはありませんが、独特の風合いになってますね。(雑とか汚いとか言う印象はありません。)
解像度は若干低めのようですが、この塗りのせいかあまり気になりません。

若干幼い体型で全裸の後ろ向きで、これは台湾では一般向け扱いとなってますがこれでも充分えちぃです。これで裏側(本来の表面)もあると破壊力抜群なんですけど…ちょっと残念^^;;

聞くところによると絵師の方の話では、これからもこういった(本来の表面のような)大胆な(通関が難しそうな^^;;)表現の抱き枕カバーを積極的に作っていきたいようなので、日本での頒布はまだしばらくは片面だけになりそうです(汗

ちょっと生意気な表情
クマのぬいぐるみを抱えてちょっと生意気な表情で振り返ってるような感じですかね。(見られてることにすら気がついてないような…)
幼児体型?
ぬいぐるみをしっかり抱えてるので先っちょまでは見えません。
おしりと…
おしりとうっすらすー…?
爪先 文字
文字は影が付いてるのですが解像度が低いせいか若干滲んだように見えてしまってます。
背中の透明な羽 羽アップ
透明な羽は独特な塗りで透明感があります
ファスナー(左) ファスナー(右)
ファスナーメーカーは不明(無記名)、ファスナー開口部幅は42cmと幅55cmのカバーにしては狭いです。

●総評?
独特な風合いになっていてなかなか綺麗な仕上がりになってると思います。
印刷の方は若干ディザパターンが見えますがセーレンのものよりは綺麗かも。
ただ、生地については厚手でごわつくのがちょっと残念かも。もう少し薄くて柔らかい生地を採用して貰いたいところなのですが、ここら辺は日本とは生地周りの事情も違うと思うので選択肢が少ないのかも。
伸縮性のある生地を採用していただけると良いのですが、そうすると印刷業者の方の技術的な対応も必要になってくるのでなかな難しいかもしれませんね。(日本で印刷…をやるのも色々難しそうですし…)
印刷と縫製と包装はそれぞれ別々で、場合によっては自前で行わなければならないようです。(今回は包装が自前の手作業だったようです…が、うーん、衛生面ではもう少し気を遣って貰いたいところ…汗)
台湾の方は抱き枕カバーに関してはまだまだ黎明期のようなのでこれからの発展に期待して見ていきたいです。

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