《本体レビュー》[A&J]フィールスムース抱き枕本体

昨日(6/23)、あみあみにて販売されていたA&J製フィールスムース抱き枕本体が届きました。
この本体…A&J公式サイトでは未発表のかなり謎な存在でしたが、一応A&J製らしいです。
(※この前訪問した東京支店の方に聞いても知らないと言われたし…かなり謎だったのですが…)

当初様子見のつもりで予約はしていなかったのですが、たまたま入荷しいたのを見かけたので注文してみました。 (予約自体かなり短期間で〆切られた状態でしたが、今回はかなり運が良かったのでしょう…^^;)

●納品状態
梱包は無地の段ボール箱(60×43×19cm)で、以前A&J直販を購入した時の物と比べると若干大きさは異なるようです。
梱包状態 開梱状態&納品書
中身はいつも通り、本体をそのまま圧縮した状態の物が三つ折り状態で入ってました。
三つ折り圧縮状態 取説(品質表示)&商品名
取説(品質表示)もいつも通り圧縮袋に貼り付けられた状態です。記載内容自体は従来の物とほぼ同じですが、注意事項が若干追加されてるようです。
尚、従来のスムース本体(DHS1000)ライクラ本体(DHR4000)にはあった抗菌防臭剤セベリスは今回は使用されてないようで、セベリスの表示はありませんでした。

●開封
圧縮袋の端を切って開封するとすぐに膨らみ始めましたが、DHS1000やDHR4000の様にすぐにパンパンな状態まで膨らまず、少し膨らんだ程度で戻りは止まったようです。(厚さ15cm程度)
その後は取説にあるとおりタテヨコにパンパンと数度叩くと更に膨らみが進むようです。

●実測サイズ
今回購入したのは160×50cm用の抱き枕本体で、実測サイズは側面直線測りで150×50cm。完全に膨らんだ状態で中央部縦膨らみ沿い測りで160cm、中央部胴回りは110cmありました。
側生地がスムースニット生地なので縦はあまり伸びないと思ってましたが、膨らんだ状態で+10cm程度は伸びているようです。ただ、これ以上はあまり伸びない感じがします。

●側生地
側生地自体は基本的に抱き枕カバーと同様に横方向に良く伸びて縦方向はあまり伸びない素材(スムースは本来1WAYなので縦方向は殆ど伸びないはずですが、今回のは少し伸びるようです)
側生地表面はサラサラとした感じで、フィールスムースの特徴である生地の目も以前のスムース本体の生地に比べてかなり詰まった状態のようです。対して従来のスムース本体(DHS1000)の側生地はザラッとした印象でした。
生地自体も以前のセベリススムースと比べて薄くなってるので、触ったときの印象も違ってきてるようです。
本体上部表面 本体下部(ファスナー側)
当然ながらツルツルとまでは行かないまでも、かなりサラサラなので、ザラザラな感じだったDHS1000よりもだいぶ滑りは良くなってると思われます。

●重さ
重量は2.4kg程(±0.2kg)、側生地の重さを差し引くと2.1~2.2kg前後かと思われます。
重さ的にはDHS1000よりは軽いですが、DHR4000よりは重たいようです。ただ、中綿の反発がさほど強くないのでそんなに重たいという印象は無いです。

(以下6/29更新追記)
●ファスナー
くぱぁ? ファスナー部分と閉じた状態
そして従来の製品同様、この本体にもファスナーが付いていて中綿の直接出し入れも可能な状態になっています。

ファスナー部分の幅はDHR4000よりは狭く、DHS1000とほぼ同じ狭めな幅で開口部幅は18cm程度でした。ただ、ファスナーの引き手部分の大きさがいつもの物に比べてかなり大きいのが気になりました。(付いているファスナーもいつものYKK製では無くAsahi製)
角が丸いタイプではありますが、この大きさは抱き枕カバーの方に影響しないかちょっと心配になりますが、実際にはカバーのファスナーの下になるのでさほど気にならないです。

●中綿
DHR3000の時は特殊な綿を使っていたので、柔らかいながらもかなりソフトでしっかりした抱き心地を得られましたが、その為に綿の生産中止と同時に同抱き枕本体も製造中止となってしまったのが非常に残念でした。

今回のフィールスムース抱き枕本体の中綿に関しては詳細仕様が公開されてないのでよく判らないのですが、汎用性を考えるならばDHR4000と同じ中材を使いながらポリエステル綿とシリコン綿の混合比を変えた物ではないかと思われます。
混合比が違うだけで、素材は潤沢に用意できる物であれば突然の製造中止という事にはならずに済むかと思われます。(但し、今回は側生地の方に多少難有りですけど…)

●装着性
中綿はあまりパンパンではないのでDHR4000のようなキツキツで装着という事にはならないのですが、側生地は以前のスムースニット生地よりは滑りが良くなってるとは言っても2WT程の滑りまではないので若干入れるのに苦労します。ただ、装着してしまえばズレる事は殆ど無いのでフィット感はかなりあると思います。

厚さは2WTカバーを装着した状態で約30cm程。結構柔らかいです。
ミミ部分 本体の膨らみ
ただ、側生地自体は150cmで膨らんだ状態で中央部が160cmなのでミミ(角)の部分は若干スカスカになるのでそこら辺は許容するしかないです。

また、(多少個体差はありますが)縦160cmなので縦が長いカバーを装着した場合は、生地が若干余る可能性があるので注意。
※A&J製であればサイズはきっちり仕様通りに作ってくるので殆ど問題にはならないのですが、セーレンやその他の製造の場合、サイズの誤差が大きい場合があるのでその場合は多少気になる可能性があります。

●抱き心地
本体の張りがDHR4000より弱く柔らかいのでガッチリ抱き付くのには向きませんが、ソフトに抱いて添い寝をするには丁度良いです。

添い寝で抱いた時に下になった腕にはソフトにフィットするのであまり重さがかからず長時間抱いても腕が疲れることは無いです。対してDHR4000等の場合は反発が強く重さもダイレクトに伝わるので結構腕が疲れて長く抱くのは辛いです。

そして、上になる腕の方もソフトにフィットしてくれるので、自然な姿勢で抱くことが可能です。

●まとめ・後書き
重量的にはDHR4000とほぼ同じなのですが柔らかさは格段にこちらの方が柔らかいので、よりソフトに抱きたいという方にはうってつけです。

これが出る前はDHR3000の復活を強く望んでいたのですが、これが出たのならこの柔らかさの物を量産できるようにして頂きたいですね。

ただ、フィールスムース生地は生地の生産を絞るという話を聞いているので、今後どれぐらい継続して生産されるかは不明な状況です。
そして、A&J公式では未だに未発表の本体なので、実際にどれぐらいの生産体制なのかもよく判らない状況です。

※現状はあみあみ(楽天/Yahoo!/Amazon店含む)経由の他に、最近なってAmazon直販も始まって多少入手性は高くなってますが、いずれも扱い数は少ないので入手性はまだまだ不足しているというのが現状です。

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