《抱き枕レビュー》[クロシェット]「あまつみそらに!」清澄芹夏ピンピン抱き枕カバー

クロシェットより、ドリパ東京2011春にて販売された「あまつみそらに!」清澄芹夏ピンピン抱き枕カバーのレビューです。
※5/8:後半に問合せ結果を追記しました。
※5/22:後半に交換結果と2ページ目にPhotoレビューを追記しました。

販売自体はドリパ会場と共に秋葉原ソフマップでも併売されていたようで、ドリパの販売が終わった後も継続して販売されていて、結局5/5の昼頃まで在庫がある状況だったようです。
今回はドリパの方で購入しましたが、列に並んだはイイものの進みがかなり遅く、列の長さ自体はさほどでもなかったのに結局買えたのは販売開始から40分経ったあたりで、その後間もなくして品切となったようです。
それでも秋葉原ではまだまだ在庫がある状況だったようで、そのまま秋葉原へ走った方もいたようです。
包装状態(表) 包装状態(裏)
生地はいつも通りA&J製で縦横に良く伸びて肌触りの良いAJ2wayトリコット、実測サイズは159×50cmでファスナーはYKK製、開口部は46cm(92%)で重さは360gありました。A&Jのいつも通りの仕様です。
中敷き&品質表示 重さ
イラストはいつも通りかなり綺麗で、細部まで手を抜かれることなく綺麗に描かれてます。
乳は…今までのと比べるとかなり貧乳ですが、全くないわけでなく寄せて上げれば…。イラストでもそうしてますしw

生地及び印刷に関しては今までのA&J品質のままかなり良い仕上がりになってるのですが、縫製に関してはかなり難アリな状況に…
縫製部分の乱れ スカート部分の引掻きキズ
左の写真の上はMADOMAGI抱き枕、下が今回のピンピン抱き枕の縫製部分。どちらもA&J製なはずなのにここまで縫製の違いが…。というより明らかにミスしてる様子ですし。
あと縁の縢り縫い部分に関してはほぼ全周でこのような状態で、これは表(印刷面)側にも影響していて、平らにのばしても端の部分が寄れた感じになってしまいます。

また縫いとは別に生地の中央部分には引っ掻き傷が多数見つかりました。幸い肌色部分には殆ど見つかりませんでしたが、端に近いほとキズは多く、長いものでは10cmに達するものまで…(汗

今回はイベント販売という事もありかなり大量に生産されたかと思われますが、ここまで差があるのはちょっと頂けませんね。

(追記5/8):A&Jより返答がありましたので報告します。
まず、今回の縫製の乱れについては縫製の初期の段階で発生した乱れが検品を通り抜けて出荷されてしまったもので、ロット全部とか同じ縫い方のものが全てエラー品という訳ではないようです。
ただ、発生したのはこれ一つだけという訳ではないようで、同時期に製造された他の商品や同人作品の一部でも発生しているようです。(参考:懐居堂雑記さんのレビュー記事

この現象は縫製開始時の初期微調整段階で発生することがあるそうで、調整が終わればそれ以降は問題ない縫製になるとの事です。なので、初期段階で発生したエラー品が何らかの理由で出荷されてしまったのが問題のようです。

また、縫製方式には2種類(2本針で縫われるかがり縫いのみの形態と、平行してもう一本縫われる形態)ありますが、これはどちらもA&Jで正式に採用されているものという事でどちらでも問題はないそうです。
ただ最近は2本針で縫われるかがり縫いのみのタイプが主流で、3本針で縫われるタイプは依頼が集中する繁忙期にどの縫製工場も手いっぱいになった時のみ使われるようです。

これについては今回の震災の影響もあったようでイベント開催の有無が判らず、結果依頼される時期がイベントの直前に集中したのが一因のようです。

通常時は2本針の縫製工場が使われ3本針は繁忙期ぐらいにしか使われませんが、大きなイベント時やイベントが集中する時期にはまた混雑する場合もあるので3本針のタイプが使われる事もあると思われます。

もう一点、表面のキズについては色々な原因が考えられるのですが、今回はイベント販売という事で運送途中及び購入後の持ち運び時に付いた可能性も考えられるそうです。
通常は平積みで中身はまず動くことはないのですが、梱包や袋詰めの過程、及び購入後に持ち歩く過程で生地と封入されてる中敷きや取説用紙とが擦れて傷が付く可能性が考えられるという事です。

今回のイベントでのピンピン抱き枕の販売でも購入時には手提げ袋に入れられた状態で渡され、その後持ち歩く段階で中身が端に寄ったりする状態だった場合、その段階でキズが付いている可能性も考えられるようです。

尚、縫製の乱れに関しては特に使用に耐えられない状態だった場合には交換対応もされるようです。
※A&Jの社名入品質表示が入った物に関しては直接受付けてくれるようですが、そうでない場合は途中OEM業者が絡んでいる可能性もあるので直接ではなく、販売元経由で問い合わせてみて下さい。

先ほども書きましたが、全てに問題が発生しているわけではないので、まずは開封して中身を確認してから問い合わせてみて下さい。(※何れの場合もいきなり送るのではなく事前に連絡を取ってから行って下さい。)

※※交換に応じられるのは未使用状態に限られ、使用済みは対応できない場合があるので注意。(希に悪質な例では使い倒してかなり汚した状態の物を返品してきた方も実際居たようです…)

(追記5/22):先日A&J(東京支店)の方へ訪問して直接状態を見て頂くと共に交換して頂き、詳しい話も聞いてきました。
印刷側(交換前) 縫製側(交換前)
印刷面側からでは判りづらいが、裏(縫製)側から見ると不自然に斜めのシワが発生しているのがみられます。通常このようなシワは無く、対応された方も通常発生しないとの事です。
印刷側(交換後) 縫製側(交換後)
交換後は裏からでも正常な縫いになっており、斜めなシワも皆無でした。(ちなみに、3本針縫いであることは変わりませんでした。) 

通常は縫製初期段階で印刷不良品を使って微調整を行うので、こういった縫製ミスや調整段階の不安定な縫いの物もそのまま出荷されることありえないとの事です。
また、通常の縫い行程中発生し得ないのでやはり初期段階の試し縫い段階の物が何かしらのミスで出荷製品に紛れ込んだもののようです。
(※キズに関しては縫製前のチェック段階でNGだったものを使用しているため、当然付いていてもおかしくないです。)

尚、今回のような縫い方(3本針縫い)に関しては繁忙期(通常の2本針縫いの工場が足りなくなった時)にのみ採用されますが、今後は全て2本針で対応できるよう増やしていく方向で考えていくようです。(すぐには難しいので夏コミ時期にはまた少し使われる可能性は高いです。)
※3本針縫=ミス多発という構図ではありませんが、出来るだけ統一する方向のようです。

また、今回の件で幾つか噂された地震の影響ですが、A&Jに関しては縫製工場は基本的に関西方面の所のみを使っているので地震の影響は皆無との事です。縫製の品質に関しても高いところのみを利用しているようです。
(一部で中国の工場も使ってるのではないかという噂もありましたが、国外工場は一切使ってないそうです。生地印刷は京都本社内のみ、縫製は関西工場のみ。)

補足:通常交換に関しては未使用の物に限られてますが、今回のようなものに関しては多少使ってしまっていても対応してくれるようです。(何れにしても製造の初期段階の極少量で発生した現象なので告知的な物が出されない場合が多いので、個別に問い合せるよう願います。)

(この件の他にも幾つか詳しい話を聞いてきましたので、それについてはまた別記事にてまとめます。)

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3 件のコメントがあります

  1. ななし 2011年5月7日 am10:11

    後日買おうか悩んでたからレビューはありがたいですね
    買っても自分で開封すらしなかったりするし…

    ちゃんとわかる人が見てくれてるのはとても助かりますm(_ _)m

  2. 匿名 2011年5月9日 am1:03

    印刷エラーじゃなくて擦れによる傷とかは判断がむずかしいところだろうな

  3. ななし 2011年5月22日 pm2:15

    勇者お疲れ様m(_ _)m

    非常に興味深く見させていただきました

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