《本体レビュー》[P80]ウレぷにクッション

P80(プリントエイティ)にて新たに受注開始された新感覚中身クッション「ウレぷに」のレビューです。
(品物自体は1ヶ月ほど前に届いていましたが、途中コミケラッシュがあった為に先送りしていました。期待して待っていた方がいたようで申し訳ない。m(_ _)m)

●注文から到着まで
受注受付自体は7/2より開始されてましたが少し間を置いて7/16(金)に注文して、届いたのは7/29(木)でした。途中祝祭日を挟んでましたが実質13日(2週間弱)で届きました。
※注文手順については後述しますが、基本的には以前紹介した方法とほぼ同じです。

●梱包状態
梱包は無地の段ボール箱(46×31×29cm)で、中は緩衝材などは無くクッション本体を2つ折りで簡易圧縮されたものを更に2つ折り状態で入ってました。(実質4つ折り状態)
梱包状態 開梱状態
圧縮状態は以前注文の90×90cm本体と同様、専用圧縮袋ではなく厚手のビニール袋の口をきつく絞って空気を抜いた簡易圧縮状態なのでA&J製本体等のように完全に空気が抜かれた状態ではなくて多少膨らみが残る状態で圧縮されてました。
圧縮状態 圧縮の絞り部分
今回注文したのはウレぷに50サイズ(160×50cm)で中綿は1割増量を指定しました。(先に注文された方の報告で無増量では薄いという話だったので今回は増量を指定させて頂きました。)
開封状態 ウレぷに50 増量
封を解くと直ぐに膨らみ始めて、少し時間をおけば完全ではないがだいぶ膨らんだ状態にまで戻りました。その後は横から叩くなどして中綿をほぐして更に膨らみを復元させると良いです。
(側生地直下は全面ウレタンフォームで包まれていて直接中綿に触れることは出来ないので、側面を叩くなどして中綿に空気を含ませるしかありません。)

●本体の外観
本体にはファスナーなどは無く全面縫付けられた状態で、中綿の調整などは簡単には出来ない状態になってます。
本体上/下端 本体側面
側面に見える緑線は多分ウレタンを貼り合わせた接着剤の跡かと思われます。(接着部分は硬くなる等の違和感は全く無く接合されているようです。)
また、封入口側(外側に縫い口がある側)のウレタンは接着されていないようなので、この部分の縫製を解けば中綿を直接調整することも可能と思われます。

●本体実測サイズ
本体の実測サイズは側面測りで160×52cm、胴回りは106~110cm前後、横から見た厚さは25~30cm前後(撮影時はまだ膨らみが弱かったので20cm前後)でした。
側生地は縦横によく伸びる2wayトリコット(ドリピふにやふにプニで使われてる側生地と同じ)で、中のウレタンフォームの厚さは1.5~2.5cm前後のようです。
重さは約1.6kg。DHR3000真マジカル本体とほぼ同じ重量です。ウレタンが薄く軽いのでさほど全体の重さには影響していないようです。
胴回り 厚さ
本体サイズは封入されたウレタンフォームの大きさに制限されるので多少中綿を多めに詰めてもそれほど大きく膨れることは少ないと思われます。
50サイズであれば160×50~52cmのカバーにぴったり、50sサイズであれば140×50~52cmのカバーにぴったりな大きさで、現状これ以外のサイズは用意されていないようです。

●表面の状態
表面は中綿が直接接していないので中綿のボコボコ感が現れず、ウレタンフォームの平坦な面が接しているのでその上にカバーをかけてもボコボコ感のない平坦な状態になります。
DHR3000(左)とウレぷに(右) カバーをセットした状態(右:ウレぷに)
尚、曲げるなどした時に出来るシワは、それ以外の本体に比べて多少細かシワが敏感に出来てしまうようです。

●使用感
抱いた時の感触は表面のボコボコ感も全く感じられず非常に滑らかです。
中綿が外側のウレタンよりも柔らかいので、抱きしめたり押しつけたときなどに中空的な感覚があるのがちょっと妙な感覚です。

中綿がチップウレタンで満たされているまちキャラ製プレミアム本体とは違い、抱きしめたときの芯のある感覚はありません。

抱きしめると側生地とウレタンフォームが擦れる感じが多少違和感的に感じますが、慣れればさほど気にはならないでしょう。
また、開封直後はウレタンの臭いが多少キツメに感じましたが、しばらく使っていると殆ど気にならない程度になりました。

●他の本体との比較
他の本体と抱き比べてみると、一番近いのはA&J製DHR3000と同じか少し柔らかい程度のようです。(DHR4000よりはずっと柔らかいです。)
もう少し中綿を多めに詰めればかなり近い感覚になるのではないかと思います。

但し、表面が平坦なウレタンフォームなので深く沈み込む感覚や部分的に寄せて上げたりして掴むように揉むのは難しいので、どちらかというとグラマーな体型よりはスレンダーな体型のキャラに合うのかもしれません。

●総評
サイズが現状2種類しか選べないのは難点ですが、それ以外は総じて良い感じではないでしょうか?
※サイズが合わないカバーを付けた場合、他の本体よりも更にはっきりとサイズ違いの影響が現れると思います。(特に縦方向に短いサイズ(50サイズに150×50cmカバー等)を付けるのもかなり難しいかと)

ポリ/シリコン綿のみの本体と比べて形状が崩れにくいのでそのままの形で抱きたいときは最適ではないかと思います。
また、表面のボコボコ感が全く無いので、撮影をするときなどにも最適なような気がします。

ただ、長期的に使った場合にウレタンフォームの経年変化(変色や硬質化)でどのような影響が出てくるかは気になる所です。
中綿が経たって潰れてきたり、部分的に強く抱きすぎて中綿だけ分離するような状態になったときの対処法も難しそうな気がします。

抱き心地はかなり良いのですが、万能というわけでもないので使うシーンに合わせて選定するのが良いかと思います。

●補足(注文手順)
基本的な注文手順については以前紹介した方法と同じですが、ウレぷにでは現状指定できるサイズに制限があるので注意です。
P80の本体紹介ページの「注文はこちら」ボタンより「各種中身クッション注文フォーム」が表示されるので、こちらより各種項目を選択・入力することで注文が可能です。
※注文フォームのURLは以前とは多少変わっているので注意
ウレぷに紹介ページ 注文フォーム
注文は基本的にオーダーメイドで手元に届くまでに約2週間ほどかかります。(オーダーメイドなのである程度カスタマイズ指定が可能なので、希望する場合は補足の項目に記入すると良いです。)
サイズは今回のウレぷにに関してはウレタンフォームの成形の都合で50サイズ(160×50cm)及び50sサイズ(140×50cm)の2種類のみとなるので注意。
※他のサイズが必要な場合はこの本体を指定することは出来ないので注意。(※注文フォームの段階で入力内容の自動チェックはされないので注意)
確認画面 注文確認メール
注文フォームの必要な入力項目を一通り入力して問題なければ注文フォーム下の「注文する」ボタンを押して下さい。
以前まではこの時点で注文確定となってましたが、今回より「入力内容の確認」画面が表示されるようになりました。
ここで入力内容を確認して問題なければ下の送信ボタンを押して、これで注文確定となります。

この後は1営業日以内に担当者より確認のメールがありますので、問題なければその指示に従って下さい。(数日経ってもメールが届かない場合は注文時に入力したメールアドレスが間違っている可能性があるので、その場合はそのまま放置せずに必ず問い合わせてみて下さい。)
今回は代金引換を選択したので、問題なければそのままで生産が開始されます。
※今回は中綿1割(10%)増量を指定しましたが追加費用は発生しませんでした。(中綿増量でも必ずしも無料になるとは限らないので注意。また、その時の資材の状況により変化する場合もあり。)

生産開始後約2週間で納品されるはずです。(発送前に発送通知も届きます。)

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