キャラクターの位置とサイズ

色々な抱き枕カバーを手にして感じたことを少々…

キャラクターの位置についてなのですが、抱き枕では殆どの場合そのキャラクターと一緒に寝るという事を想定して描かれているはずなのですが、モノによってはどう見ても立っているか、何か別のことをしているようなスタイルで描かれている場合があります。
(企業モノに多く、何か別のポスター用の版権をそのまま流用しただけだったり、あまりにもポーズを作りすぎな感じのものです)

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これは抱き枕(特に抱いて寝るという用途)で使うには不適切なので出来れば止めていただきたいところ…。
足が切れてる絵も論外…。
(これでは高い布製のポスター(タペストリー?)でしか無いです。実際、デキの悪いモノはそのようにしか扱われていない場合が多いですし…)

頭の位置についても、通常ベッドなら枕があってそこに頭を置いて寝ているイメージになるはずですが頭の位置が異様に低かったり、場合によっては足の位置で揃えられているパターンもありました。
(多くの場合、枕の中央位置とキャラの中央位置で合わせた感じ)
これは抱いて寝るという用途ではなく、単にポスター的な手法で描かれたモノなので、抱き枕としては適していません。

基本は一緒に寝た状態でちょうど顔と顔が向かい合って目が合う位置に来るのが理想です。
(少し遠慮目に描かれてる場合がありますが、抱き枕での場合それは一生遠慮されているという事になるので、目が合ってちょっと恥ずかしいと思うぐらいが丁度良いのです!)

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カバーの上端からの頭の位置の理想は、(抱き枕の大きさやキャラの大きさにもよりますが)頭頂部までが5cmぐらいが理想です。
顔の位置まではさらに5cm(計10cm)ぐらいが理想です。

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抱き枕は通常中の綿を詰めた状態だと厚さ20cm位まで膨らんだ状態になるため、膨らみきったあたりに顔(or額部分)があるのが理想です。
あまり上端に近すぎて頭を描いてしまうと正面から見た場合、頭の部分が見えないか若干潰れたような感じで見えてしまうのであまり良くないです。

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逆に、上端からあまり離れすぎていると添い寝などをした場合、顔の位置を合わせるために抱き枕をかなに引き上げた状態にしなくてはならず、場合によってはベッドのヘッドボード(頭上の棚や壁になる部分)にぶつかってどうにも出来ないという悲しい状態になってしまいます。
また、胸などに抱えて抱き枕を真上から見るかたちになるど、顔どころか頭の一部すらも見えないという場合も…

カバーサイズの都合でどうしても位置がうまく合わせられないとかいう場合でも、出来るだけ頭の位置は狭く、足の下の部分が広く開いてしまう場合には何か物を置くなどの工夫をしていただきたい。

あと、抱き枕の基本は等身大なので出来るだけそのキャラクター相応の大きさになるよう心がけて欲しいです。
キャラの周りに色々モノを配置したり、服の一部が広がったような描き方をしてキャラクターが相対的に小さくなってしまう場合もあるでしょうが、主役はキャラクター自身なので出来るだけキャラは大きく、出来るだけ等身大(実物大)になるようにデザインして頂きたいです。

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投稿者 by 羅魅亞★ on 2008年4月10日 am1:59 | 抱き枕メモ

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